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6月のつぶやき(その2) [ツイート]

6月後半分、抜粋編集版。バニラエアの件に限らないけど、あの「貴殿」を連発する投資家は最悪だと思うよ。炎上ねらいだと思うから名前を挙げる気はしないが、心底嫌いなタイプ。それはそれとして、パク・ミンギュの『ピンポン』は先日「アメトーーク」の読書芸人でも紹介されて、売れてるみたい。喜ばしい。

6/16
> パク・ミンギュ『ピンポン』の帯。「本文より」→ https://pic.twitter.com/rEmq4aEhZn
> パク・ミンギュ『ピンポン』、面白そうな匂いがプンプンする。これから読む。
> 久々にリアルタイムで「ドキュメント72時間」、山形のクラゲ水族館。クラゲに自由や癒しを感じるって気持ちはわかるけど、そうじゃない話のほうが面白い。「これを見せてやりたい」という社長に連れられてやってきた営業マンのこわばった表情に、「ザ・日本社会」ってな空気感を感じたり。
> 「ドキュメント72時間」山形のクラゲ水族館、クラゲの写真を撮っていた女性。行きつけの調剤薬局に飾るための写真だそうだ。「夏のね、写真としてね。涼しそうでしょ」という言葉から、彼女がそうやって季節の写真を毎回撮っているであろうことが窺える。そーゆーのがチラっと見えるのがいいのよ。
> 小沢健二が寄稿していることで話題の「MONKEY」最新号ですが、俺としてはイタロ・カルヴィーノの『見えない都市』にマット・キッシュがイラストをつけた作品が掲載されているのも注目ポイント。http://www.matt-kish.com/invisible-cities/
> 今日の「タモリ倶楽部」面白い。リトルモアの編集者、バチバチっぷりがいいね。

6/17
> 路地裏の道端で、渡された書類に母印を捺してる人がいた。新宿、怖い街だ。
> 8カ月に1個くらいのペースで、ヘッドホンが断線している気がする。
> みんな幾らくらいのヘッドホンを使ってるんだろうか。
> ●ヘッドホン片耳ずつを分け合っただけの肉体関係でした
> うわあ、「大友克洋トリビュート」、僕は先週行ったんですが、それ見たかったー。サインボードに来場者が描いていたイラストもみんな上手で、あれもまたクールジャパンだなあと。
> それぞれの作家の単行本が手に取れるのも楽しくって。日本人作家は、作風を知ってるぶん、そうきたかー的な楽しさがありました。高野文子もキュートだし、吉田戦車も最高でした。
> 「漫勉」を見ていても思いますが、マンガ家は互いへのリスペクトを隠さないですよね。手作業を行なう者の矜持みたいなものを感じます。
> 系図ですか。すごく興味深いです。構図とか、コマ割りとか、書き文字とか、スクリーントーンの使い方とか、服のシワの描き方とか、それぞれの作家が発明した技術が、マンガ家全体の共有財産のようになっていくのも、そこに由来するのかも。全員がジャンルを支え、進化させているみたいなイメージで。
> 手塚先生がいたからこそ、そこから距離を取るっていう発想も生まれてくるわけで。って、こーゆー話は尽きないですね。
> 「TRIBUTE TO OTOMO EXHIBITION」で思ったんだけど、トリビュートイラストを並べて見ると、大友克洋作品ってファッションが重要なキービジュアルになっているんだね。赤い革ジャン、赤いマント、縦縞のパジャマ、バッジだらけの帽子。それだけで何の作品かわかるわけで。
> つか、マンガってのがそーゆーものなのか。だからコスプレとかあるわけで。
> しかし、基本的にモノクロで描かれた二次元の作品をコスプレとして三次元化するってのは、考えてみるとすごいことだよね。日本映画にマンガ原作がやたら増えているのも、ストーリーという側面より、ファッションを取り入れたいというコスプレ欲のほうが強いんじゃないかな。山崎賢人のジョジョとか。
> 坂本慎太郎が、パスカル・コムラードと同じイベントに!
> アヌシーで、『夜明け告げるルーのうた』と『この世界の片隅に』が受賞! すごい! 快挙だ! どちらも大好きな作品なので、嬉しい。みんな今からでもいいので、『ルー』の上映に駆けつけるべし。

6/18
> 「北区赤羽」「カンヌ映画祭」と見守ってきて、最後まで付き合うつもりで『映画 山田孝之3D』を観てきた。監督はもちろん松江哲明&山下敦弘。椅子に座った山田孝之が山下監督の質問に答えつづけるだけなんだけど、なんだかセラピーのようでもあり、それを聞いている側が巻き込まれる感覚もあり。
> 『映画 山田孝之3D』、おっぱいから初体験、演技メソッドから少年期のいじめまで、自らについて語る山田孝之。それで山田孝之のことがよくわかるようになるかっていうと必ずしもそうじゃなくて、むしろ「人」ってのはわけがわからなくて、複雑で面白いなという気持ちになる。
> 『映画 山田孝之3D』、山田孝之にとってマンガはかなり大事なんだろうな。漫☆画太郎を映画化したいと語ったり、何の説明もなくいきなり『クリームソーダシティ』の「シャイラー!」を真似したり。あと、山田孝之って、手ぶりが雄弁な人だなあとか。
> 『映画 山田孝之3D』、松江監督の『フラッシュバックメモリーズ』同様、3Dが山田孝之の脳内を覗くレイヤーとして使われている。これが語りのタイミングと微妙にズレるところが面白い。脳内と言葉がぴったり重ならないのよ。あと、「山田くんはさあ」という山下監督の声の微妙な距離感もいいよね。
> Theピーズ武道館ワンマン大成功「皆さん生きのびてくれてありがとう」 - 音楽ナタリー http://natalie.mu/music/news/236242
> 「武道館の中の売店はもちろん、近辺のすべてのコンビニでアルコール類が完売」→Theピーズの日本武道館はハイライトの連続だったーー“生きのばし”てきた30年とこれから http://realsound.jp/2017/06/post-84053.html… @realsoundjpさんから

6/19
> CMのオファーをすべて断るフェフ姉さん。「めんどくせーってことです」と多田さん。
> 今年は、Double K.O. Corporationそれぞれの新作が出るんだな。そして、苗場ですれ違うわけだ。
> コーネリアスにすむところ小沢健二のぶらこうじ(新寿限無)

6/20
> 瑣末なことをあげつらってもとは思うけど、昨日の総理の会見、「一般の方が処罰の対象となることは、ぜっ、処罰の対象となることはない」の「ぜっ」は気になるな。いつもはやたらと使いたがる「絶対に」を、ここでは寸止めで修正。いや、違うことを言いかけたのかもしらんが。ZeppTokyoとか。
> ワンマンライブだったわけで。
> 「計画」を取り止めても共謀罪は消えない、ってのはかなり恐ろしいことだと思う。取り締まりの可能性が常につきまとうってことじゃん。法体系が根本から変わる、ってのはそーゆーこと。
> 俺は、「夢中が勝っちゃってる」状態のこーゆー話にめっぽう弱い。「デコチャリに興味を持ってくれる子はいるけど、学校に同じ趣味の子はいません」→デコチャリ少年! 一番星ブルース https://t.co/vUAhCZ4HS9 @VICEJapanさんから
> パク・ミンギュ『ピンポン』を読んでるんだけど、これすごくいいね。学校でいじめられてる少年「釘」とその友達の「モアイ」が、原っぱで卓球台を見つけてピンポンをするようになるってな話なんだけど、釘の一人称の語りからにじみ出る、いじめられっこの哲学にグッとくる。はじかれた側から見る世界。
> 「球を打ち返した瞬間に言葉が出て、球がネットを越えた瞬間に言葉が終わる。(中略)体の動きに合わせて言葉が出てくるから、相手が同意してくれないうちに球を打ち返そうとしても、言葉が自然に途切れてしまうんだ。だから公平な感じがする。あ、これが会話なんだな」パク・ミンギュ『ピンポン』より

6/21
> おいらのポンコツとうとうつぶれちまいそうな雨だ。
> 『風呂上がりの夜空に』、ネットで読めるんだー。知らんかった。この頃が、俺にとってのヤンマガ全盛期。
> ランチなう。店内を見渡したら、日本会議のメンバーで安保法制は合憲だと言った数少ない憲法学者の一人がすぐそばの席にいた。ところで、ももち、引退かー。
> うかつなカップルが映画館で凍りつく例では、『ソーセージ・パーティ』終映後、男子が女子に「こんな映画って知らなくって」と必死で言い訳してたのを見たことがある。かわいいアニメだと思ってたんだろうな。
> 『ハクソー・リッジ』の舞台である浦添市のホームページ。→https://t.co/D448twmaNS
> Googleがオスカー・フィッシンガーだったので。→An Optical Poem (1938) - Classic Short Film https://t.co/l4MIERuJxW @YouTubeさんから
> 「人づくり改革」という字面を見ると、ロボトミーを連想してしまう。
> ラップもカッコいいけど、SKY-HIのツイートについているリプライの数々が、ポジティブでとてもいい。ポップカルチャーの力って、こーゆーことだよな。
> 音楽に政治を持ち込むなとか、映画に政治を持ち込むなとか、みんなわーわー言うわけですが、実は「政治」が気に入らないんじゃなくて、「主張する人」を疎んじてるんだと思う。だから、主張するのはおかしなことでも怖いことでもないって、身をもって示す人がいるのはとても意味がある。
> 楽しいときには楽しい、悲しいときには悲しい、好きなものには好きだ、おかしなことにはおかしい、って言いたいだけなんだよな。それが、たまたま政治の話になることもあれば、音楽や映画の話になることもあり、その両方をまたぐことだってある。
> つか、共謀罪反対、って政治の話なのかな? いや、政治の話かもしれないけど、普通に「暮らし」の話でもあるわけで。

6/22
> 録画が溜まりに溜まった「家、ついて行ってイイですか?」を見ていて、夜の巷を見逃すという失態。今日のやつ、面白かったとのツイートがチラホラ。どっかで見られないかな。
> 夜の巷は、どんな相手とも絶妙にコミュニケーションをとれるマツコのすごさに、いつも感服しています。
> 「家、ついて行ってイイですか?」は、3月放送分まで見終えた。同級生と年が離れすぎていて遊んでもらえないと半裸でパフォーマンスする66歳の美大生のおじさん、水タバコを喫いながら氷川きよしのライブビデオを見る37歳のホステス、交通事故で片足を失ったという31歳の義足の男性などなど。
> 「家、ついて行ってイイですか?」、素敵な夫婦が出てくる一方で、女性との交際経験がない59歳の独身男性が出てきたりして、なんとも人生ってやつは。この男性、壁に「夢マップ」ってのを貼ってて、そこに「200才以上生きる」って書いている。夢の実現には時間がかかる、ということか。切ない。
> 「家、ついて行ってイイですか?」、素晴らしかったのはてんかんの持病を持つ中3の男の子とその家族。この中学男子、てんかんについて「運が悪かったなあ。それくらい」「今まで通り普通に生きていこうかなって」と語る。番組から、そんな彼の「普通の日常」が伝わってくるところがすごくいい。
> 「家、ついて行ってイイですか?」のてんかんの男の子。妹をアキラ100%のギャグで笑わせるとか、水を入れたペットボトルをバット代わりにするとか、校内放送で募集した川柳を紹介しているとか、中学男子の日々のディテールがいちいち楽しい。そしてその日常を、家族や友人と共に作っていることも。
> 北大路翼の第二句集『時の瘡蓋』を読んだ。 ●酒のない国に住みたしやつぱ嘘
> 北大路翼『時の瘡蓋』、可笑しい句がいっぱいあるんだけど、中でもこれかな。 ●校長の最終形態落葉掃く
> 北大路翼『時の瘡蓋』よりもう一句。夏の句です。 ●ワンピースめくつたところまでが海

6/23
> キューライス、面白いなあ。ちょっとプリート・パルンのようでもあり。→鴨が好き/ I like ducks https://youtu.be/48-RA4BNXVc @YouTubeさんから
> 水尻自子作品の、ゆっくりした動きに宿る官能。→すし Sushi https://youtu.be/132_ZAQAM4c @YouTubeさんから

6/24
> ジョー・ダンテ『マチネー』を思い出す。 https://twitter.com/Kantei_Saigai/status/878087992513929216
> 何を観るか決めずになんとなく都内に出た結果、時間的にぴったりくるという理由で2度目の『夜明け告げるルーのうた』。アヌシー!
> 湯浅政明監督『夜明け告げるルーのうた』2回目なのに、またしても泣いてしまった。いやあ、この映画、ホント好き。
> 獣医学部の特区を全国展開、で思い出したのは、殺人の動機を隠すために連続殺人を犯すっていう、アガサ・クリスティのアレ。
> 死体を隠すために戦場を作る的な。
> 関係者にことごとく利益相反の可能性があるってのは、容疑者全員が犯人だった、っていうアガサ・クリスティのアレのようでもあり。
> このCM、今日映画館で見た。最初、何かの予告編かと思ったんだけど、棒読みのセリフが明らかに不自然で「何じゃ?」と思ったら、最後にどーんと「公明党」の文字が出る。 https://twitter.com/kaneda_junko/status/878664607438585856
> 湯浅政明監督『夜明け告げるルーのうた』、2回目。ダイナミックな水の表現やダンスシーンもいいんだけど、このアニメーション、キャラクターの表情や仕草がとっても魅力的。突如「Σ」みたいな形になる口とか、短パンをクイっと上げる仕草とか。踊り出すときは、みんなルーと同じような形の足になる。
> 湯浅政明監督『夜明け告げるルーのうた』、主題歌に斉藤和義の「歌うたいのバラッド」がハマってるんだけど、じいちゃんが少年時代にウクレレを弾いて歌ってた歌もとてもチャーミング。そして、主人公に父や祖父から引き継がれていくものが「音楽」だというところにも、グッとくる。

6/25
> 新宿ピカデリーって、いつ来ても軽い不快感があるな。館内の構造に問題があるんだと思う。
> と、冷房のない長いエスカレーターでつぶやいている。
> これから、20世紀少年、じゃなくてウーマン。
> 続けて、『ありがとう、トニ・エルドマン』を観る。毛むくじゃらのなにかが出てくること以外、どーゆー映画かまったく知りませんマン。
> こんなやつ。 https://pic.twitter.com/qfU4Bicnoq
> 『20センチュリー・ウーマン』は母と息子の、『ありがとう、トニ・エルドマン』は父と娘の映画だった。俺の行き場のない父性や母性が刺激されまくり。
> 『20センチュリー・ウーマン』と『ありがとう、トニ・エルドマン』のパンフ、どちらも芝山幹郎さんが寄稿してた。
> 『20センチュリー・ウーマン』を観たら、トーキング・ヘッズを聴きたくなるな。
> 『ありがとう、トニ・エルドマン』でキーになるあの曲は、観た人だけのお楽しみ。
> 金曜、日曜と、15年ぶりぐらいに会う人と話す機会があった。とても楽しかったと同時に、時の流れにしみじみしたりして。で、言われるわけよ。「変わらないねえ」。そう、それこそが俺の最大の問題なのだ。もう後半生だというのに。
> だからね、時の流れをぐるっと振り返るような映画に、思わずグッときちゃったりするわけよ。ノスタルジーとはまた別の意味で。今年観た中では、『ムーンライト』『T2』『カフェ・ソサエティ』『20センチュリー・ウーマン』などなど。その中で、『メッセージ』はちょっと特殊なパターン。
> ケン・リュウのSFに感じるのも、それだな。時の流れがぐるーっと描かれている。
> あと、中学男子の不安定さというのも、映画でこの年齢になってから感じるツボかもしれない。なんか、親目線と自分が10代だった頃の気持ちと、両方を行き来する感覚があるのよ。『ムーンライト』『夜明け告げるルーのうた』『20センチュリー・ウーマン』がそう。あと『牯嶺街少年殺人事件』も。
> 今読んでるパク・ミンギュの『ピンポン』もそうだな。中学男子もの。
> この間見た「家、ついて行ってイイですか?」で、中学生の息子について「長男さんはどういう性格ですか?」と訊かれたお父さんの答えがよかった。「人間の人生の中で一番性格が固まらない時期なんじゃないですかね。これから固まってくんじゃないですか」。

6/26
> 「ちょうどあの時期は製作会社のトライスターのトップが6カ月ごとに何人も代わっている時期だった。通常のメジャー作品なら内容をチェックされるところなんだが、誰もこの映画を監視しなかったんで、会社に気付かれないうちに完成したというわけ」→http://eiga.com/news/20170625/8/
> 俺が、現政権を怖ろしく思うのは、この逆ギレっぷりと共に、それが攻撃に向かうこと。報復感情から嗜虐行為に走るタイプというか。
> どこにしまったかわからないDVDを、汗だくになって1時間半くらいかけて探してたんだけど、もう見つからねえやとあきらめかけたとき、すぐ取り出せる棚にあるのを発見。安堵感と徒労感で、気持ちの収まりがつかない。ああ、これが井上陽水の法則か。探すのをやめたとき見つかることもよくある話で。
> 俺は、半年に1回くらい、こーゆームダな探し物をしている気がする。これも「低み」だよなー。
> 誰が言ったことばか思い出せなかったんだけど、そうだ、チェスタトンだ。 https://twitter.com/propara/status/878972479380652032

6/27
> 神保町では、特に東京堂のカバーがいいです。紙質もしっかりしてるし、書店員さんの素早くて丁寧な手の動きに、いつもほれぼれしてしまいます。ほんと、ありがたい。
> 東京堂は、本がズレないようにちゃんと折り込んでカバーをかけてくれるんですよー。そーゆーところも、ちょっとうれしかったりします。
> 大辻隆弘の歌集『景徳鎮』を読んだ。こんな歌に惹かれる。このあと予定がないときのぽかんとした感じ。 ●朝の陽のいまだ美しく澄む昼に淡き公務の旅を終へたり
> 大辻隆弘『景徳鎮』より。これは、高野文子「黄色い本」の「電気つけると暗いねえ」に通じる歌。 ●ゆつくりと雨戸を引けばゆつくりと暗闇に入る私の庭は
> 大辻隆弘『景徳鎮』、旅先の昼の明るさや夜の庭の暗さなど、光や闇を詠んだ歌に惹かれる。「窓」という漢字と実際の窓のイメージが、ほのかに灯る明かりでつながる。 ●窓といふ字はひそかなる恋に似て崖のむかうに灯さるる窓
> 大辻隆弘『景徳鎮』よりもう一首。 ●先輩に敬語をつかひ侘びてをりあかつきに子の寝言を聞けば

6/28
> 「草の根的に知を共有する」っていいな。俺は未だに、学生時代に友人の家で、「これよくない?」ってCDを聞かせ合ったり、借りてきたビデオを一緒に見たりってな時間が、幸せな記憶として残っている。「今夜はブギー・バック」的な時間ですよ。フィッシュマンズでいうと「Melody」ね。
> これ、友達の家で音楽を聴かせてもらったときのことを歌ってるんだそうだ。景色とともにある記憶。→Fishmans MELODY https://youtu.be/1SB1xU0qtLI @YouTubeさんから
> 面白い映画や本や音楽は、それを観たり読んだりするだけじゃなくて、そのことについて誰かと話すことも含めて、面白いんだよね。
> 『ハクソー・リッジ』を観たその日に『沖縄決戦』も観たと、町山智浩に興奮気味に語る山里亮太。山ちゃんの「伝えずにいられない感じ」が、いいなあと思ったり。

6/29
> 電車で聞こえてきたおじさんの声。「コースじゃなくて、頼みたいものを頼めば? コースってやたら量が多くてやんなっちゃう」
> なんか最近よく見かけるんだけど、Gジャンとかを袖を通さず肩からザクッと羽織るのって、流行ってんの? 寅さんみたいなアレ。
> 「プロ障害者」という言葉を見かけて、心底いやになる。こーゆーの、ネットの最悪の部分だと思う。
> ネットで「権利を主張するヤツはわがままだ」ってさんざん教育されてきたからね。すっかりそれが内面化されちゃってるんだろう。
> フジテレビでエンケンが「不滅の男」を弾き語り。白髪がカッコいい!
> フジテレビでピーズ。ちょっと前から思ってるんだけど、ハルくんとエンケンさんって似てるよね。
> そして、トリプルファイヤー。吉田くんのキャラはテレビで何度か見たことあるけど、バンドの演奏を見るのは初めて。何コレ、すごい面白いじゃん! 批評性ありまくり。
> 俺、CD買っちゃうかも。
> 「映画という力は他人事を我が事に取り戻す力です」「民主主義の多数決なんかじゃありません。少数者の意見が尊ばれることこそが、健全な正気の社会です」→【スピーチ】大林宣彦監督が伝えた巨匠・黒澤明の“遺言” https://t.co/SEFFZx25Aj #SSFF&ASIA 2017

6/30
> 「ソフト面で勝負してきいたい」というセリフを聞いて、給食風景が脳裏に浮かぶ。そーゆー世代です。
> ホント、書くのも汚らわしいけど、「車椅子当たり屋」なんて言葉を使う醜さね。何様だよ。
> バニラエアの件は、障害者が抗議し航空会社がそれに応じたという、「こうやって社会は改善されていく」という例なのに、それをクレーマー扱いするヤツがわらわら出てくるのを見ると、「だから社会はなかなか改善されないんだ」という気持ちにさせられる。
> 能町さんと同じような感想を、俺も抱いている。「自分は迷惑かけないよう我慢してるのに」ってとこから、我慢しない者へのバッシングが生まれるんじゃないかと。でも俺は、「迷惑かけちゃうことはあるよね」って互いに思いながら暮らすほうがいいと思ってるんだよ。我慢しなくていいんだよ。
> こーゆー話になるとき、「迷惑」ってのはキーワードだな、といつも思う。あと、「ルール」ね。ルールにさえ従っていれば、「迷惑」はかけなくてすむという幻想があるんだろう。
> パク・ミンギュ『ピンポン』読了。初めて読む韓国文学。いやあ、面白かった。いじめられっこで「釘」というあだ名の中学男子が主人公。つってもリアリズム小説ではなく、彼から見る苛酷な世界が、奇妙なエピソードや独特のユーモアと共に語られる。ピンポン玉のように、軽くて乾いた文体が素晴らしい。
> パク・ミンギュ『ピンポン』、いじめられっ子は外から見るとびくびくと日々をただやり過ごしているだけに見えるけど、実は頭のなかではいろんな思考が渦巻いている。そんなことが、あふれ出る一人称の語りから伝わってくる。そして、そんな彼が夢中になれるものを見つけたりするわけよ。卓球だ。
> 「自分のラケットを持つということはね、いってみれば初めて自分の意見を持つってことなんだよ。僕みたいなタイプの人間にとってそれは確実に刺激的な言葉だ」パク・ミンギュ『ピンポン』より。
> パク・ミンギュ『ピンポン』で描かれているのは、「いじめられっ子の哲学」だ。なぜ自分がいじめられるのかという問いが、世界の仕組みや人類の問題へとつながる。このいじめは単にいじめっ子のせいじゃなくて、世界が多数決でできているからじゃないか。そう、彼には多数派には見えない世界が見える。
> パク・ミンギュ『ピンポン』に出てくるもう一つの重要な哲学は、「世界はいつもジュースポイントなんだ」というもの。良きものと悪しきものが戦っていて、わずか1ポイントを取ったり取られたりしながら試合を続けている。うんざりする話にも聞こえるけど、「だけどまだ勝負はついていないんだ」。
> パク・ミンギュ『ピンポン』に出てくる、「人類にも二時間目はあるんだろうか?」ってフレーズ、いいなあ。あと、こんなのも好き。「君と僕は、世界に『あちゃー』された人間なんだよ」。
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