SSブログ

5月のつぶやき(その2) [ツイート]

5月後半分のツイート。抜粋編集版。共謀罪ですよ、共謀罪。これ、今年の出来事だったんだぜ。いろいろあったもんだからずいぶん昔のような気がしちゃってるけど。ディストピアへのカードがどんどん揃っていくような、不安を感じている。つか、その前にムカついてるんだよ、俺は。

5/16
> イタロ・カルヴィーノの『まっぷたつの子爵』が岩波文庫入り。これで、「我々の祖先」がすべてポケットに入る!
> なんか最近とみに感じるのが、ジェーン・スー言うところの「目が閉店」状態。
> 森友や共謀罪のニュースがあると思ってテレビを点けたら、延々と眞子さま。長すぎ。
> 「婚約へ」ってことは、まだ婚約したわけじゃないでしょ。宮内庁は「婚約内定の発表時期は現時点で未定」って言ってるわけで、何も今日たっぷり時間を取って報道しなくてもいいじゃん。
> 『The Clock』で思い出したんだけど、いろんな映画のコラージュというのでは、「Fast Film」という短編もすごい。紙のマテリアル感を活かしたコマ撮りアニメーション。→Fast Film 2003 https://youtu.be/bl3q83wG8Ek
> 「僕がパーソナリティーを務めるラジオ番組では、国会答弁の音声をたくさん使います。(中略)声は雄弁なので、その日の音声はその日のうちに紹介しています」→監視社会と堂々と示して「共謀罪」審議を 荻上チキさん:朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/articles/ASK5841LLK58UTIL01X.html
> 「Session-22」でちょいちょい紹介しているように、国会でのやりとりはある程度の時間をとって音声や動画で見た方がいい。論旨だけ見ると野党の質問に与党が反論したみたいに思うかもしれないけど、音声で聞くと噛み合ってないどころか、わざと答えをはぐらかしているのがよくわかる。
> 国会を音声で聞くと、与党もだけど、佐川理財局長の答弁がなかなか腹立たしくてすごいよ。官僚って淡々としてるイメージがあるんだけど、この人はところどころに攻撃性を滲ませる。「先程来申し上げている通り」とか、そーゆー言葉を挟んでくるんだよ。

5/16
> 「憲法を変えようという話が出てきたら、まず、「それは850億円かけて、いまやることか?」と考える癖をつけることにしたいと思う」→時代の風:850億という数字=中島京子・作家 - 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20170514/ddm/002/070/079000c

5/17
> 高山佳奈子教授の説明が非常に明解。共謀罪についてよくわからないという人はぜひ!→「共謀罪、政府与党の主張を徹底検証!」高山佳奈子×木村草太×荻上チキ▼5月16日(火)放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」22時~) https://www.tbsradio.jp/147128
> 「Session-22」、京都大学の高山佳奈子教授によれば、共謀罪がなくてもTOC条約に加盟できるし、TOC条約はそもそもテロ対策とは関係ないし、テロの準備行為は既にある法律で処罰できる。与党の説明を、「間違っている」「事実に反する」「嘘だと思う」きっぱり言い切っている。
> 「Session-22」、高山佳奈子教授の次の指摘も重要。組織的犯罪集団の定義が曖昧ではないか?→「私は曖昧ではなく、限定がないと考えています。条文の『その他』の中には何でも入る」。準備行為とは何を指すのか?→「行為であれば何でも該当します。条文には『その他』って書いてある」
> こちらも、政府の不誠実な対応も含め、ポイントがまとまっている。→「花見にスマホ持参で逮捕」低レベルすぎる国会審議で共謀罪を採決か―答弁できない法相、日本語歪める首相(志葉玲) - Y!ニュース https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20170517-00071037/
> いきなり何でも共謀罪で逮捕される、ってなことには「すぐには」ならないと思う。でも、実際に逮捕されるかどうかは別として、いつでも誰でも逮捕されうる、という状況が作られることが、どれほど社会を息苦しくするかを考えて欲しい。しかも、恣意的に運用される可能性が大きいとなればなおさら。
> 法律が恣意的に運用されるってことは、法治じゃなくて人治ってことじゃん。つまり、誰かの顔色をうかがいながら生活しなきゃならない、ってことだよ。

5/18
> 今の気持ち。 https://pic.twitter.com/uw4DbfVOgP
> 眠たいやー No No ネムタイヤー(岡村ちゃん風に)
> 段田男(だんだだん)という演歌歌手がいて、ジョン・ボン・ジョビみたいだ、と思ったことがあります。

5/19
> 電車で「11人いる!」の電子書籍を読んでる人がいる。
> 公開初日から、TLに『メッセージ』の評判、それも褒めのほう、が次々流れてくる。原作を再読して、俺も明日観にいくつもり。
> リミックスじゃないリミックスのやつは、前作にそこまで乗れなかったって人が、けっこう褒めている。俺も前作「そこまでいいかなあ」派なので、期待できるかも。
> 「不思議な傑作」って、期待が高まります! 原作は、絵にすると意外に地味になりそうな気がして、どうするんだろうと。明日、この目で確かめてきます!
> ツイッターにNAVERまとめの広告が流れてきて、イラっとする。
> 高速道路で日村さんの車の隣に並んだ車に花田勝が乗っていたという話。「俺、びっくりしてさあ。若貴そろってんの、高速で!」と日村さん。
> 「共謀罪における事前謀議という内心を推し量る作業は、ビッグデータのなかに既に格納されている」→本当に怖い共謀罪!「LINEを証拠に逮捕」の冤罪事件が語る教訓 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51762 #現代ビジネス
> 四元康祐さんの詩集『単調にぼたぼたと、がさつで粗暴に』に出てくる、「ファック斉唱!」「シット三唱!」にシビレる。
> 俺はね、共謀罪の中身にも不誠実な国会答弁やら強行採決といった決め方にも、まったく納得いかない。こーゆー話をせずにいられればどんなにいいかと思うけど、触れずにいられないほど腹が立っている。
> 宮嶋茂樹が共謀罪に賛成の立場から、「共謀罪は、市民が犯罪者を拒む理由になるんじゃないか」って言ってたけど、それは半分当たってると思う。ただし、どういう人物が「一般人」ではないかの線引きがないから、結局は「もの言う者」を避けるようになるんじゃないか。
> 「「怒らない」っていうのは、贅沢なことなんだよ本当はさ。余裕の有る状態なら当然、「怒らない」でいることができる。でも余裕が無ければ、自分の存在や尊厳が奪われそうになれば、人間は「怒る」しかなくなる」→https://tvod.tumblr.com/post/160840629499/015-共謀罪法案に反対します
> 秘密保護法のときの強行採決を思い出す。あのとき、「ああ、この政権はこれからもこーゆーやり方で議論を避け詭弁を弄し数の力だけでゴリ押しするつもりなんだな」と思った。それから今に至ってるわけで。もちろん、国会でそういうことをする為政者は、法を運用するときも同様のやり方をする。

5/20
> まずは、ルーのうたを観る。トゥギャザーしようぜ!
> 『夜明け告げるルーのうた』と『メッセージ』を続けて、脳がぐるぐるしている。どちらも、未知なる者とのコミュニケーションの映画。
> ファミレスで、近くの席に座ってるおっさん二人が、「明日、何日だっけ」「12日でしょ」「そっか、もう今月も半分か」って話してて、ムズムズする。明日は21日だよ。それか俺が時間を旅してるのか。
> ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『メッセージ』を観てきた。原作はテッド・チャンの「あなたの人生の物語」。原作は、「あなたは~するだろう」という未来形で書かれているというのがキモなんだけど、それって小説だからできることじゃん。と思ってたら、見事に映画の文法としてアレンジされていて、わぁお。
> ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『メッセージ』、今どき無重力の場面でこんなに新鮮な驚きを感じるとは思わなかった。上下左右がわからなくなるような感覚というか。これは、円環のテーマとつながる。異星人の描く円にしっぽが生えたような文字が意味するものとか。
> ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『メッセージ』、言語ってやつがその人の認識を形づくる。雪国には「雪」を表す言葉が無数にある、とかそーゆーヤツよ。これは断絶を生むと同時に相互理解のチャンスでもある。対異星人でも対外国人でも、どちらの意味のエイリアンであっても。
> ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『メッセージ』、そういう呼び方があるかどうか知らないけど「軍隊キャンプもの」としても面白かった。あの空間の狭さがいい。一方で主人公の自宅の窓の大きさも印象的。任務が終われば消えてしまうキャンプと、幾年もの時間が積み重なる場所としての家。
> ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『メッセージ』、全体を覆うくすんだトーンも素晴らしい。なんというか、巨大なものを描きながらプライベートな感覚がある。主人公が同僚と外で会話をする場面とかよかったなあ。エイミー・アダムスの横顔と遠くの宇宙船を同時に画面に収めるショットが、素晴らしい。
> 他のドゥニ・ヴィルヌーヴ作品を観てないからわからないけど、カナダ出身の監督の映像って、独特のひんやりした感じがある気がする。クローネンバーグを筆頭に。

5/21
> 昨日観た、湯浅政明監督『夜明け告げるルーのうた』。ポニョや君の名はを思わせるところもありつつ、湯浅監督らしい祝祭感にあふれた展開が最高で、ボロ泣きしながら大笑い。ポニョともモアナとも違う水の表現。アニメーションの快楽が、世界の肯定と結びつく。
> 湯浅政明監督『夜明け告げるルーのうた』、最初は内省的な話なのかなと思ってると、オープニングタイトルが出る瞬間で一気に弾ける。あそこでぐいっとギアが入る感じね。んで、浜辺でのダンスシーン。音楽とダンスとアニメーション、っていうミッキーやベティさんに回帰したような悦びに満ちている。
> 湯浅政明監督『夜明け告げるルーのうた』、「解放」の物語だと思う。どこまでも自由なアニメーションで、人の心を、世界を解放へと導く。ずっと無表情だった主人公の中学男子がニカっと笑う場面で、観ているこっちも開かれていくような気持ちになる。
> 湯浅政明監督『夜明け告げるルーのうた』、前半で単なる設定と思えていたあれこれが、後半になって活きてくるという脚本もよかった。例えば、街のスピーカーから聞こえてくる、エコーきつめのアナウンスとか。あと、主人公の少年の家がいいね。母屋から道路を挟んで離れがある構造が映画的。
> しかし、『夜明け告げるルーのうた』の俺が観た回は空いてたなあ。なんてもったいない! みんなトゥギャザーしようぜ!
> 踊るカートゥーン。→Betty Boop - Scuola di ballo / The Dancing Fool (1932) https://youtu.be/_Ie1etomLNI @YouTubeさんから

5/23
> 「強く抗議を行っている」って、いつものように「その指摘はあたらない」てなことを言ったのかと思ったら、ホントに抗議してた。しかも「一方的に公開書簡を発出したこと」についての抗議だって。ちゃんと説明してね、って質問しただけでキレるのは、国会答弁から政府見解まで一貫したメンタリティ。
> ついでに言うと、「多少の冤罪は仕方がない」的な発言は、まったく容認できない。俺、冤罪は心底恐ろしいと思ってるからね。疑われるようなことしなきゃいいじゃん、って思うかもしれないけど、俺なんか立派な人間じゃないから、どこで疑われるかわかりゃしないわけで。
> 千葉で地震があったらしく、帰宅したら部屋の中で雪崩が起きていた。誰のせいでもありゃしない。みんなオイラが悪いのさ。
> 例えば俺が冤罪でつかまるとするじゃん。で、俺のゴミ屋敷にカメラが入って、それが報道されたりしたらもうアウトだと思う。ただの散らかった部屋なのに、あんな部屋に住んでるようなヤツならやりかねないとか言われて、精神分析医に勝手に「心の闇」を見出されたりして。
> カズレーザーにミステリや恋愛小説を読ませるのもいいけど、俺としては海外文学とSFを読んでほしいな。
> 売れてる本をもっと売ろうとするよりも、届いてほしい人に届いてないような本を紹介して欲しい。

5/24
> ホント、素晴らしい曲だ。♩じんっせいが~のリズムがつんのめるところが好き。→cero / ロープウェー 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】 https://t.co/2ZkROKUxgz @YouTubeさんから
> これも最近のお気に入り。柴田聡子さんの声の出し方が好きだ。→柴田聡子「後悔」(Official Video ) https://t.co/wRkwMHiGtG @YouTubeさんから
> モルモット吉田『映画評論・入門!』読了。淀川長治の文章を、悪文だと批判した大学教授の意見が紹介されている。これ、わからなくもないんだけど、淀川さんの文章からくり返しや感覚的な比喩なんかを除いて整えちゃうと、あの文体が持つ「何とも知れん」ニュアンスが死んじゃう気がする。
> モルモット吉田『映画評論・入門!』、紹介されている様々な映画評論家の中で、短い引用からも文体が感じられたのが荻昌弘。「実際私たちをシュンとされるに充分である」「よくここまで人工情緒をこしらえた」などなど。俺はテレビの映画番組の解説者として記憶してたけど、こーゆー文章を書くのか。
> モルモット吉田『映画評論・入門!』、高峰秀子の怒りに満ちた「市川崑の『東京オリンピック』擁護」も面白かった。チャキチャキとした文体のリズムと、言いたいことはきっちり言うという姿勢に惹かれる。あと笑ったのは、金井美恵子の意地の悪さ。

5/25
> しごとじこく。
> 雨に濡れた舗道に黒いネクタイが落ちていて、そのぬらぬらとした質感にギョっとした。シュヴァンクマイエルの映画なら、動き出すようなやつ。
> 今帰りの電車なので、会見の動画が見られるのは日付が変わってからか。
> しかし、今週は仕事に追われてどーにもならんな。ああ今夜だけああ今夜だけと思っても、もうどーにもならんな。
> いい記事。「Web予約を上映開始20分前まではカンタンに何度でもキャンセルできるようにした」→映画館のWeb予約システムは“エンタメ”となるか? 立川シネマシティの施策 https://t.co/V2JXtYqJqX @realsoundjpさんから
> 俺、映画館のネット予約ってほとんどしないんだけど、その理由が「その時間までに行かなきゃならない」っていうプレッシャーにある。もっと気軽に映画に行きたいんだよ。だから、20分前までならキャンセルできるってのは、すごく画期的に思える。
> こーゆーの大好き。数分の映像にかける創意工夫。コマ撮りアニメーションや特撮のメイキングを見るような楽しさ。→CGがない時代、映画やテレビ用のロゴは物理的に作り出されていた。そのメイキングの舞台裏 https://t.co/HEwqxgvRw6 @karapaiaさんから
> こちらは、チェコ・アニメーション&特撮の名匠カレル・ゼマンのメイキング。字幕なしだけど楽しいよ。ステゴザウルスのところとか。→Kouzelný svět Karla Zemana dokument 1962 https://t.co/I1bFvGFJOs @YouTubeさんから
> こーゆー指摘はどんどんやるべき。「質問に答えず、聞かれたことと違うことを答え、都合が悪くなると責任を他に転嫁する」→「安倍首相の意向」文書につき菅官房長官の記者会見をチェックしてみる(渡辺輝人) - Y!ニュース https://t.co/dBXCP7TF6L

5/26
> 『メッセージ』を観て、原作を読んでみようとツイートしてる人がけっこういる。ちょっと前には、新海誠や片渕須直がハヤカワSF文庫をチョイスするフェアもやってた。この調子で、SFが盛り上がるといいな。
> ということで、ケン・リュウを読み始めた。
> 日本人のSF成分って、かなりの部分を『ドラえもん』が占めていると思う。タイムパラドクスとか、説明しなくてもみんなわかるでしょ。
> 「タモリ倶楽部」、役に立たない機械シリーズ、大好き!
> 役に立たない機械、で思い出すのが、清水ミチコが思いっきり感情を込めてハトヤのCMソングを歌うというネタ。どちらも、技術の無駄遣い感にシビレる。
> 『ユーリー・ノルシュテイン作品集 2K修復版』のBlu-ray、映画館でも観たけど、我が家のテレビでも映像がえらくきれいで感動。ちょろっとだけのつもりが、すっかり見入ってしまった。「アオサギとツル」や「霧の中のハリネズミ」に顕著な、湿ったようなロシアの空気感に惹かれる。
> ユーリ・ノルシュテインの「霧の中のハリネズミ」や「話の話」は当然素晴らしいんだけど、2K修復版でぐっと魅力を増したのが「ケルジェネツの戦い」。フレスコ画っぽいマテリアル感が鮮明になり、手で触りたくなる。
> なんか地元ではあっという間に上映回数が減っちゃってるんだけど、『夜明け告げるルーのうた』はホントにいいので、みんな早く観にいってほしい。

5/27
> 噂には聞いていた荻窪の書店Titleに行ってみた。小さいけれど長居したくなる本屋。2階のギャラリーで鈴木翁二展を開催中。つか、これを見にきたわけだが。
> 鈴木翁二の原画、一コマ一コマの濃密さよ。細かな斜線で表現される影にうっとり。
> ポストカード。 https://t.co/ALpEorV5DJ
> 「氷山を見た少年」。ポール・ドリエッセンが描く世界の壊れやすさ。→Paul Driessen - The Boy Who Saw the Iceberg https://t.co/XoCPOZPMDt @YouTubeさんから
> 加計学園の認可の経緯は問題ありだと思うけど、それ以上に、問題視されてからの政府の対応に大きな不安を感じる。森友のときもそうだけど、文書を隠し、国会の慣例をねじ曲げ、都合の悪い証言者のことは人格攻撃で潰そうとする。秘密保護法と盗聴法と共謀罪がどのように使われるか、推して知るべし。
> 10年くらい前か、安倍晋三が報道ステーションに出演したとき、いきなり特定の人物を指して「あの人は北朝鮮の工作員ですから」ってなことを言い出したことがあった。テレビで根拠も示さずにそんなことを言い放つ姿勢に、とても驚いたのを覚えている。権力者が「こいつを叩け」と指をさすようで。
> 選挙演説のときだったかな、近くでTTP反対集会をしている人たちを、安倍晋三が「サヨクが演説妨害している」と嘲笑ったこともあった。こーゆーのが、俺はすごくイヤだ。彼の好きな言葉でいえば「レッテル貼り」であり「印象操作」。その延長線上に、「非常にしつこい人」や「地位に恋々と」がある。
> もう一つ、ニュース23に安倍晋三が出演したときの発言も蒸し返しておきたい。秘密保護法についての議論でだけど、「報道がそれで抑圧される、そんな例があったら私は辞めますよ」って言ってたっけ。まあ最近も、「もし~なら私は辞める」ってのが連発されているんだけどさ。

5/28
> きゆうじつしゆつきん。
> 仕事を終えて、夜の回の『美しい星』を観てきた。わー、すっごい変な映画!
> 吉田大八監督『美しい星』、なんともヘンテコな映画で、原作未読の俺は先の展開がまったく読めなかった。自分を火星人だと言う人が出てきたら、なんかイッちゃってるなあと思うでしょ。でも、その人がもっともなことを言ってたら混乱するでしょ。映画自体がそんな感じで、観ている俺らを混乱へと誘う。
> 吉田大八監督『美しい星』、いくつもの映画を同時に観ているような、物語の緩急に持ってかれる。冒頭、タイトルが出るタイミングも最高だし、金沢に行ってからの急激なハイテンションっぷりにも興奮させられるし、テレビ局の長いディスカッション場面はぐいぐいくるし、終盤の林の中のシーンは美しい。
> 吉田大八監督『美しい星』、役者陣はみんなよかった。特に中嶋朋子。中流よりもちょい上の家庭のお母さんの感じが、ぴったりくる。あと、佐々木蔵之介の「考えろ、メッセンジャー」ってセリフは決まってたなあ。
> 吉田大八監督『美しい星』、観ている方は登場人物の妄想なのか真実なのかが、最後までわからない作りになっているところが見事で、わからないゆえにラストシーンに不思議な感動を覚えた。俺らが宇宙から地球の俺らの姿を何を思うだろうか。そう、これもまたSFだ。
> 吉田大八監督『美しい星』で、若いストリートシンガーが歌う「金星」って曲に聞き覚えがあって、ひょっとして俺も金星人なんじゃないかと思いかけたけど、途中で気がついた。平沢進の曲じゃないか!
> 『メッセージ』は、俺も恐らく同じSF小説を連想した。タイトルは言わないけど。で、それとは別に、宇宙人目線で書かれたような小説として、福永信の『星座から見た地球』を挙げておきたい。いや、宇宙人なんか出てきやしないんだけど、文体がそう感じさせるという、とっても不思議で面白い小説。

5/29
> 出会い系バーに行こうがXvideoをブックマークしようが、いいと思うよ。
> こーゆーチェックも大事。メディアが本来はやるべきだと思うけど。→国連事務総長と安倍首相会談に関する報道に疑問 特別報告者・共謀罪について、食い違うプレスリリース。(伊藤和子) - Y!ニュース https://news.yahoo.co.jp/byline/itokazuko/20170529-00071465/
> 前川さんも詩織さんも、名前と顔を晒して、不正に対峙している。告発者は守られなければならない、と俺は思ってたんだけど、ここまでしなきゃ耳を貸そうとしない社会になってしまった、ってことだ。
> 90年代から00年代にかけて、俺が今よりも頻繁にライブに行ってた頃、必ずのように終演後にチラシを配る西山さんを見かけた。当時は「なんのこっちゃい、ってなんのこっちゃ」って思ったりしてたけど。で、去年かな、安保法制のデモでたまたま見かけて、ちょっと嬉しい気持ちになったんだよ。
> SKY-HI、なんてちゃんとした文章を書く人なんだろう。いや、「ちゃんとした」とか、ちゃんとしてない俺が言うのは偉そうだな。「丁寧な」ってことね。自分の考えを率直に述べながら、意見の異なる相手にも届けようとしている文章だと思う。

5/30
> 今年観た映画を詠む:『ムーンライト』  ●僕たちは靴の小石を除くよに異質な者を見抜く、素早く
> 山村浩二『創作アニメーション入門』読了。アニメーションの作り方の、ごくごく基本的なことをまとめた本。副題は「基礎知識と作画のヒント」。どうやれば動いて見えるかとか、イマジナリーラインって何なのかとか、山村さんがちょっとした図解を交えながら解説していて、とてもわかりやすい。
> 山村浩二『創作アニメーション入門』、ところどころに哲学の種のようなものが撒かれている。「幻が生きているように動いて見えるもう一つの秘密は、目を閉じた〝瞬き〟がつくる瞬間の〝闇〟によるものなのです」とか。
> 山村浩二『創作アニメーション入門』、海外のアニメーション作家の短評が、どれも面白い。「マクラレンのコンプレックス」とか。山村さんは、アニメーションを普及させるため、積極的に「紹介者」として活動しているところもすごいと思う。で、その姿勢が基本的にインディペンデントというのも。

5/31
> リツイートされるたびに同じツイートが表示されてる気がするんだが、ツイッター、仕様が変わったのかな。けっこうジャマ。
> 羊頭書房、素晴らしいよね! 職場が近いんでたまに行きます。我が家にある塚本邦雄全集のうちの一冊は、ここで買いました!
> RTされてきたゲスいツイートを目にしてうんざり。
> 強姦されたと訴えると、この女性の正体はなんたらとか、何か意図があるんじゃないかとか、言われるわけか。傷つけられたから訴えてるんだろうが。正体とか意図とか関係なく、犯罪なんだよバカ。
> 胸元の開いた服を着てるほうが悪い的なことを言うヤツは、同じ立場なら自分も強姦しかねない、ってことなのか? ビーチに行ったら大変だな。
> 根拠のない誹謗はもちろんだけど、「真実はどこにあるかわかりませんな」ってな顔でほのめかしながらリツイートするのも悪質だと思ってる。特に後者は、自分の下衆さを隠蔽しようとしているところが嫌い。
> 『アマルコルド』観たいなあ。木に登るおじさんが好き。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。