SSブログ

11月のつぶやき(その1) [ツイート]

ようやく、先月11月のツイートまできたよ。映画にライブに読書にと、通常運転。つげ義春トリビュート展は展示を入れ替え3回行なわれたんだけど、結局全部行くことに。なんかハマっちゃって、10〜12月はマンガの原画展をいくつも見るという展開に。

11/1
> 今日は朝早くから職場の健康診断で病院へ。あまりの眠たさに虚ろな目で待合室のテレビをぼけーっと眺めてたら、看護婦さんが「オオタケマコトさん」と名前を読み上げていて、パッと目が覚めた。病院で同姓同名の人を見つけると、ちょっと得した気持ちになるのは何ゆえか。
> 以前、病院で「ハセガワマチコさん」が呼ばれてたこともあったな。んがっんん。

11/2
> 夜の古本まつり。提灯がいい感じ。 https://t.co/92FSh4AtwK
> この絵の、ヒーローの人形の置かれ方! これだけでもう、キューってなる。 https://t.co/CQ8cbMYSwR
> 俺も、これを見るたびにニヤニヤしてしまう。 https://t.co/5u0dkn1Sw3
> 俺が、「万人にはおすすめできないが」ってな物言いが好きになれないのは、自分が好きなら全力でそれを語れよ、って思ってるから。わざわざ「みんな」の意見を先取りする必要ないでしょ。
> 突然の雨のなか帰宅したら、マツコと10代の若者が交流中。
> さあさあ三連休だ。プシュッとな。
> 録画してあった「ドキュメント72時間」をいくつか鑑賞。新宿の手芸専門店オカダヤの回が素晴らしかった。緊縛師やコスプレイヤー、テキスタイルを作るというインドネシア出身の女性、ロンドンからわざわざ来た人形作家、二丁目の方々など、それぞれのこだわりをもって、生地やボタンや糸を選ぶ。
> 「ドキュメント72時間」新宿オカダヤ、ものを作ることが生きる上でいかに大切なものとなり得るか、ってのに感動しちゃうんだよな。カバンの紐をゴムにすると重くないということを発見したと語るおじさん。親がいなかったから自分で服を繕っていて、そこから裁縫が面白くなってきちゃったんだとか。
> 「ドキュメント72時間」新宿オカダヤ、縫製仕事をしているお母さんが娘と一緒に来店。「これ何?」と訊く娘に「どこでどういう風に使うかは自分で決めていいんだよ」。娘に語っているのと同時に、この人はそこに喜びを見出しているんだなということが伝わってくる。うん、自分で決めていいんだよな。
> 「ドキュメント72時間」新宿オカダヤ、手提げ袋を作っているというがん治療中のおばあさんの言葉がよかった。「私は不器用でしてね。昔はこういうことしなかったんですよ。病気して始めたらこんな楽しいことあったんだと思って」「病気になってありがとうって感じですね。人間になってきたような」。
> 「ドキュメント72時間」巨大老人ホームも、面白い場面があったな。高級そうなホームで、生き生きと余生を送る老人たち。そんな中、ロビーに座ってる90歳のばあさんに「みなさん長生きが楽しいっていう方も多いですけど」って水を向けると、「へえー、だ」と憎々しげに言い放つ偏屈っぷりが最高。
> 「ドキュメント72時間」巨大老人ホーム、生まれつき視力がないため、階段の段数を覚えて一人で歩くという87歳の女性。ホームの納涼祭は6階の窓を開けてそこから「見てる」と語る。「すごい華やかでね。もう焼き鳥のにおいなんかとってもいいにおいだった」。においで見るということにグッとくる。
> オカダヤといえば、仕事で使う小物を探しにいったときに、女性店員からシャツを褒められたことがある。「それ、リバティですよね」「え? リバティって何ですか?」「そういう生地があるんですよ。ちょっと触っていいですか。あ、やっぱりリバティだ」「そ、そうなの?」と、妙に嬉しそうな俺。
> 「リバティ」ってのがまた、ちょっとカッコいい気がしたりして。それまで知らなかったくせに。
> あ、あっちの72時間も応援してますよ。ジャニーズ時代にできなかったことを、のびのびやってほしい。

11/3
> ゲットだぜ! 実はまだ二階にいるのです。 https://t.co/doVJH29xge
> さあ、これからゲットアウトの時間だ。こわたのしみ。
> やー、『ゲット・アウト』ヤバかったー。今年の『ドント・ブリーズ』枠だな。つまりは、俺が大好きなタイプの映画。
> つげ義春トリビュート展「拝啓つげ義春様」後期、ビリケンギャラリーへ行ってきた。花輪和一による温泉ものへのオマージュが素晴らしくって、見惚れてしまった。あと、根本敬、南伸坊、本秀康、しりあがり寿が並ぶ、ねじ式コーナーも楽しい。この一角は左腕を押さえる青年だらけだな。
> ビリケンギャラリーのつげ義春トリビュート展、ユズキカズの南国感、三橋乙揶の夜感にも惹かれた。俺は、「李さん一家」のクリアファイルと森雅之の自費出版(?)本を購入。11月はここで鈴木翁二展をやるそうな。こちらも見に行きたい。
> これ、かわいかった! https://t.co/CGNG5IFCXF

11/4
> わ、森くんに会いに行ったのかー。「でかいな」の一言で、流れた時間がぶわっと立ち上がる。
> 昨日観たのは、ジョーダン・ピール監督『ゲット・アウト』。こーゆーの大好き。主人公は黒人の青年。白人のガールフレンドの実家で週末を過ごすことに。ところが、初めて訪れた彼女の実家はなんか変。この「なんか変」「なんか嫌」ってな、微妙な違和感でじわじわと引っ張っていく演出が見事。
> ジョーダン・ピール監督『ゲット・アウト』には、『悪魔のいけにえ』の一家のようなあからさまな異常者は登場しない。積み上げられる微妙な違和感は、人々が話す言葉と表情や態度の間にある小さなズレによって表現される。これって、俺のほうがおかしいのかな、ってな自身への不安にも繋がるんだよね。
> ジョーダン・ピール監督『ゲット・アウト』、無駄話のように思えるセリフが伏線になってたり別の意味を隠しもっていたりして、あとあと効いてくるというのもすっごくスリリング。ホント、ほとんどのセリフに仕掛けがあるんじゃないかな。あと、小道具も、あれこれ象徴的な意味がありそう。
> 『ゲット・アウト』の言葉と表情のズレの最たるものは、家政婦の表情だな。あれはホント、ゾッとする。竹中直人の「怒りながら笑う人」が、ふいにホラーに反転したような怖さ。
> 『ゲット・アウト』の監督ジョーダン・ピールは、コメディアン出身だそうだ。コメディとホラーの近しさを考えると、俺の場合すぐに楳図かずおを思い出しちゃうんだけど、この映画、ある楳図作品を思わせる展開があるね。
> そういえば、北野武ってバイオレンスは撮るけど、ホラー映画は撮ってないよね。武の作るホラーって、ちょっと観てみたい。
> これからイットを観る。それが見えたら終わりとか言うけどさ、バカヤロウ、まだ始まっちゃいねえよ(映画が)。
> 『IT イット』、いいじゃない! 原作は「怖いもの事典」ってな感じだったけど、映画版も恐怖シーンのバリエーションが豊富。あと、ペニーワイズが「ばあ」っと出てくる場面は、3回くらい飛び上がった。

11/5
> さあさあこれからカクバリズム祭り。カクバっていこー!
> キセル素晴らし! エノラゲイが、音頭のリズムに!
> カクバリズムライブ、20~30分前倒しで進行中。前倒しって、珍しいよね。
> 座れる場所を求めてうろうろ。
> カクバリズムライブ終わって ヘトヘト。9時間いたのかー。そして、腰が痛い。
> カクバリズムの15周年記念ライブでもらった冊子を、10周年のときの冊子と並べてみた。増えたなあ。 https://t.co/t58X0OR9Tt
> ちなみに、カクバリズムライブの冊子、15周年では近藤聡乃と本秀康の、10周年では真造圭伍のマンガが掲載されている。マンガを愛するレーベル、いいよね。

11/6
> 昨日は、9時間のライブのおかげで、万歩計が2万歩を超えた。
> わ、いい写真! https://t.co/MQxYMiDTtz
> 昨日の「カクバリズム 15 Years Anniversary Special」、出てくるミュージシャンがどれもこれも好き、という希有なイベントだった。つくづくいいレーベルだなあと思う。疲れちゃって途中休憩を挟んだりもしながら、15周年のお祭りをゆるゆる楽しんだ。以下、感想を。
> カクバリズム15周年記念ライブ、最初に観たのはキセル。サックスを迎えた「ハナレバナレ」、音頭のリズムになった「エノラ・ゲイ」など、新たなアレンジにびっくり&うっとり。音の出し入れやリズムが多彩だよね。ここ数年、イベントで観るたびに思ってたんだけど、来年こそはワンマンに行こう。
> カクバリズム15周年記念ライブ、思い出野郎Aチーム。こーゆーのは、文句なしにノれる。カクバリズムで一番ダサいサビと本人が語ってた「ダンスビートとあの娘が夜のすべて」ってなフレーズも、ソウルミュージックとあの声でグッときちゃうわけで。つかこれ、ちと変えればボリス・ヴィアンじゃん。
> カクバリズム15周年記念ライブ、VIDEOTAPEMUSIC。いろんな音に耳を澄ましたくなる。録音・録画された音や映像は、すべて過去のものじゃん。でも、様々なビデオからのサンプリングや、フィールドレコーディングされたノイズが、いつかのどこかと今ここをつなぐ。なんてロマンティック。
> カクバリズム15周年記念ライブ、在日ファンク。短い手足でJBのように踊りまくる、ハマケンのかわいさ全開。ソウルアレンジがイカす「スーダラ節」や、京都&レンスポンスが楽しい「京都」もよかったけど、♩我が国我が国言ってる~と歌われる「爆弾こわい」のタイムリーさにシビまくり。
> カクバリズム15周年記念ライブ、二階堂和美 with GFJB。もうね、ニカさん&ビッグバンドは何歌っても最高わけで、ひたすらニッコニコ。はっちゃける「いてもたってもいられないわ」と、歌い上げる「女はつらいよ」の振り幅の大きさよ。まだイベントの途中なのにすっかりフィナーレ気分に。
> カクバリズム15周年記念ライブ、cero。なんだか観るたびに、音がぶっとくなってる気がする。上手く言えないんだけど、いろんなものが混じりあうような官能性を感じる。カオティックな「Elephant Ghost」のカッコよさったら。あと、「街の報せ」の流れにあるような新曲もやってた。
> カクバリズム15周年記念ライブ、YOUR SONG IS GOOD。ラストは「打ち上げ始めます」と言って演奏を始めるユアソン。「バナナゼロ」のときには見せないけど、ステージのジュンさんのチャラさよ。もう終わるかと思ってると、ヒートアップする演奏がその3倍くらい続いて、へとへとに。
> カクバリズム15周年記念ライブ、アンコールでは出演者が全員ステージへ。後ろのほうに下がるキセル兄弟やどこに立っても目立つニカさん、体の大きさがチャーミングなスカート澤部くんやちょこまか動くハマケンなど、目が楽しい。ということで、以上です。ごちそうさまでした。
> これぞテレ東らしい知性。→「家、ついて行ってイイですか?」成功の秘密(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース https://t.co/wKf6iFUtup @YahooNewsTopics

11/7
> 武器商人といえば、ブラックゴーストだよなー。
> これ、欲しい! https://t.co/jd04nt3NiN
> NHKの報道に関するツイートを見るたびに、公共放送として大丈夫かねと心配になる。安倍政権だっていつかは終わるわけで、こんなことばっかやってると戻れなくなるよ。
> 「ドキュメント72時間」、京都の私語厳禁の私設図書館を観た。ひそひそ声のインタビューが不思議な親密さを感じさせて、とても面白い。インパール戦の生き残りだったという父を思いながらビルマ語を勉強しているおじさん、キノコの多様性に惹かれて図鑑を見ながらそれを模写している女性など。
> 「ドキュメント72時間」京都の私設図書館、元数学の非常勤講師、今は新聞配達の50代男性。いつか教壇に戻ったときのために数学の勉強しているそうだ。戻れるかはわからないけど、「やっぱりこれ(数学)が自分のよりどころっていうか」と語る。勉強が生きる支えになる、ということに打たれる。
> 「ドキュメント72時間」京都の私設図書館、ミニコミ誌の原稿を書いているという40歳の女性。祝日の夜になぜここにと訊かれ、「行き場がない独り者の駆け込み寺みたいなところもありますし」と小声で答える。ここはたぶん中年の独身者も多いと。「孤独だけど孤独じゃないでしょ」。うわ、刺さるー。
> 続けて「ドキュメント72時間」カナリア諸島も観た。この番組の海外篇では出色じゃないだろうか? 有数のリゾート地でありながら観光客には取材せず、3日間港に滞在する日本のマグロ漁船に密着。船での暮らしに誇りを持っている海の男たちが、みんな魅力的なのよ。嵐の思い出を語り合ったりしてさ。
> 「ドキュメント72時間」カナリア諸島マグロ漁船、船はまだ1年という18歳の男の子が「陸で仕事をやってたら自分は弱いんですよ」と語る。この言い方にもグッときちゃうんだけど、彼に限らず、漁労長も外国人たちも、他の漁船も、異なる境遇の者たちが海の男という一点でつながっているのがいい。
> 「ドキュメント72時間」カナリア諸島のマグロ漁船、こういう言い方がいいのかわからないけど、「陸」にはなじめない人たちが海へ出ていく。陸ではなく海を居場所としている、ということで海の男たちはつながっている。俺はそこに惹かれる。それは独身者たちが図書館にひっそり集まるってのにも似て。
> 例えば、教室で窓際に座りたがるタイプってのがいる。窓際の者同士でちょっと会話したりするじゃん。で、ピンときちゃうわけよ。こいつも、教室の中心にはいられない、もしくはいたくない者なんだと。どういう相手かはわからなくても、そんな風にして窓際という一点でつながれることがあるんだよね。
> 『IT』のルーザーズ・クラブの子供たちが集まる、隠れ家のような川っぺり。そこに、なぜかいじめられっ子が迷い込んでくるでしょ。あれも、ここに逃げてくるヤツとは仲間になれる、って感覚があるんだよね。
> 居場所がない人たちの居場所、ってのはグッとくるものがあります。僕もカナリア諸島はロンバケのイメージしかなかったのに、マグロ漁船ってのが意外で。15mのシケを体験したってな話で、「お前もあんとき乗ってたっけ?」って盛り上がるところとか、好きです。

11/8
> 『IT』は、負け犬扱いされている少年少女が恐怖に立ち向かっていくというのが素晴らしいんだけど、何よりホラー映画なんだからペニーワイズ「も」大事。

11/9
> 音楽や本や映画なんかで、一人の作家や一つのジャンルに特化したファンサイトって、SNS時代になってめっきり減っちゃったよね。ディスコグラフィーに沿ってレビューするような。何かに精通した人が作る見取り図って、すごく役に立つと俺は思ってるんだけど、みんなはそうでもないのかな。
> 歴史性の喪失ってな話かもね。
> マップがない問題、でもある。

11/10
> プレイリストを作って遊んでると、あっちゅうまに時間が経っちゃうな。大貫妙子のクリスマスっぽい曲を集めてたら、ついつい夢中になっちゃって、続けてコシミハルのクリスマスっぽい曲まで集め始めたりして。選んで並べてまとめて悦に入る、真夜中の愉楽。

11/11
> 鈴木翁二は、全集が出てもいいレベルのマンガ家だと思う。筑摩書房とかどうよ?
> 毎回検眼して2ウィークのコンタクトレンズをまとめ買いする行為って、儀式感があるな。
> 少年少女たちの心の傷がそれぞれの恐怖と結びつくっていう、キングの原作をきっちり映画化していて、僕も感動しました。特に、太っちょの子、すごくよかった。

11/12
> ちょうど今読んでるんだけど、すごくいい! https://t.co/0aEmcCFiqv
> 一瞬、エイリアンの卵に見えた。 https://t.co/5LzNooRQBW
> 先週観たアンディ・ムスキエティ監督『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』、子供たちの通過儀礼としての恐怖、というスティーヴン・キング的なテーマを丁寧に描いていてとてもよかった。ちゃんと怖くて、ちゃんと感動できる。『スタンド・バイ・ミー』や『キャリー』の匂いもあり。
> アンディ・ムスキエティ監督『IT/イット』、雨降るグレイの街にくっきりとした輪郭を浮かび上がらせる黄色いレインコートと赤い風船の、冒頭シーンから素晴らしい。怖いものってのは人それぞれなわけで、その恐怖シーンのバリエーションとペニーワイズの偏在っぷりも最高。特に、笛吹く女は怖い。
> アンディ・ムスキエティ監督『IT/イット』、大人たちには子供たちの恐怖がわからない、ってのがポイント。恐怖ってのはとても大切で、怖がることができなければそれを克服することもできない。だから、人一倍恐怖に敏感ないじめられっ子たちだけが、恐怖に向き合い世界を良くすることができるんだよ。
> アンディ・ムスキエティ監督『IT/イット』、図書館にいる太っちょの男の子が「外で遊びなさい」と司書に言われたあと、外を自転車に乗った男の子たちがシャーッと走っていく場面。友達が欲しいな、という切ない気持ちが湧きあがってくる。恐怖に立ち向かうときの一番の武器は、友情なんだな。
> アンディ・ムスキエティ監督『IT/イット』、ギブスのエピソードも好きだなあ。赤で上書きされた「V」の切なさ。それが最後のシーンで大きく映し出されて気づく。このVは、ルーザーたちが手にしたビクトリーのVなんだ。
> 弟から、さいたま国際マラソンに出た、というLINEが届いた。俺が寝起きでちんたらしてる間に、奴はがっつり走ってたのか。この生きる姿勢の差よ!
> LINEにアップされた走り終えた二男の写真に、「痩せた?」「痩せたね」と返信する長男と三男。
> 鳩山郁子さんが鈴木翁二についてつぶやいているの、しみじみいいなあ。
> ●ニッポンのおもてなし 首都壊滅の五年後に売るゴジラのソルベ
> フェリーニの『カサノバ』を思い出す。 https://t.co/DxhZ7QkF3w
> ドン・コニシやダン・イケダは、シン・ゴジラの仲間だと思う。

11/13
> 「おそ松さん」、ふいにコミュニケーションの地獄をえぐってくるから、油断ならない。
> 「などと釈明したが、取材後に4ブログ全てが投稿を削除した」→フェイクニュース:作られ方 ブログ管理人が内幕語る - 毎日新聞 https://t.co/dA2CtZLjK8
> 「弾き語ったリスト」には載ってないんですが、むかーしジァンジァンで聴いた坂本龍一「森の人」のカバーが、とても印象に残っています。 https://t.co/YxRimPqtNB
> 昨日、『ノクターナル・アニマルズ』を観に行ったら、映画館で知人とばったり。つか、彼とは今年に入って映画館で3、4回偶然会ってる。てことは、知り合う前をカウントすれば、もう20回くらいは会ってそうだ。そーゆーのは「会う」とはいわないが。
> 例えば、学生時代の友人とか、気づいていないだけで街中でばったり会ってるんじゃないか、と思うことがある。でも、それは「会う」とはいわないんだな。残念ながら。
> 冬の朝、自転車で高校へ向かう途中、凍った道で派手にすっ転んだことがある。で、それを見てた別のクラスの女子が爆笑して、そのはずみで彼女もチャリですっ転んだ。のちに、同僚にその話をしたら「それ、私かも」と言われびっくり。同じ高校だったことが判明した。あるんだねえ、そーゆーこと。
> 大人になってからもそのことを覚えてるってことは、お互いよっぽど恥ずかしかったんだろうな。今じゃ道で転ぶなんてしょっちゅうあることだしいちいち覚えちゃいないけど、自意識でパンパンになってる高校時代は転んだことさえ思い出だ。

11/14
> スティーヴン・キングの『IT』で、リッチーがバディ・ホリーの悪夢を見るシーンがある。そこから、眼鏡が彼のコンプレックスだったってことがわかるんだよね。舞台を80年代にした映画版ではそのシーンがなかったのが残念といえば残念だけど、ポール・バニヤン像は出てきたので俺としては満足。
> ちなみに、キングの『シャイニング』で好きなのは、動物の形に刈り込まれた巨大な庭木に襲われる場面だけど、これまたキューブリックの映画版には出てこない。

11/15
> フェルディドゥルケ! ケツ作! おちり! おちり! https://t.co/vzvVsJdJQh
> 松浦理英子『最愛の子ども』読了。素晴らしい! 3人の女子高生がパパ、ママ、王子様という役割の疑似家族を作る話。って、言ってる側から「女子高生」とか「疑似家族」てなわかりやすい言葉でくくることに抵抗を覚える。これは、そうした粗雑で暴力的な言葉に対するエレガントな抵抗の物語だからね。
> 松浦理英子『最愛の子ども』では、性愛でも友愛でも家族愛でもないような、でもってどれでもあり得るような、繊細でニュアンス豊かな関係性が描かれている。未だ名付けられてないこうした関係性を認めようとはしない様々な抑圧の中で、それでも道なき道を行く少女たちのなんと魅力的なこと。
> 松浦理英子『最愛の子ども』の語り手は、一人称複数形の「わたしたち」。「パパ・ママ・王子様」という役割の3人の少女たちを、クラスメートの「わたしたち」は「わたしたちのファミリー」と呼び、妄想で彩っていく。そうやって事実と妄想を繊細に編み上げていった産物がこの小説、という仕掛け。
> 松浦理英子『最愛の子ども』、語り手である「わたしたち」の妄想は、憧れを投影する少女マンガのようでもあり、外界から身を守るバリアのようでもある。粗雑な大人たちに踏み込まれない憧れの王国を、自分たちで作り上げるんだよ。そんな少女たちの妄想の、切実さと豊かさにうっとりしてしまう。
> 松浦理英子『最愛の子ども』、例えば棒高跳びについての妄想とかとても甘美で官能的。→
> 「二人の人間の重みでポールが大きくしなり、ああ落ちる、と見ている者たちが思った瞬間ポールがまっすぐに戻り、二人は空に向かって跳ね上がる。空に吸い込まれて消えてしまうんじゃないかと見ている者たちは案じるけれど、バーを越えた二人は楽しそうにこにこしながら降りて来るのだ」松浦理英子
> 松浦理英子『最愛の子ども』、こんなセリフも面白かった。「「亜沙美たちはさ、フィクションに男と女が出て来ると女の立場でしか読もうとしないみたいね」恵文が思索的な顔で言った。「わたしたちは男にも女にも乗り移りながら読むけど。そうじゃない?」」
> 何かに、例えば小説でもアイドルでも洋服でもバイクでも園芸でも、何でもいいんだけど、「うっとりできる人」ってのはいいなあと思う。俺も「うっとり力」を磨きたいと思ってるけど、「力」なんていうと途端にうっとりできなくなっちゃうわけで。
> 「みっちりインタビュー」の名の通り、隅々まで行き届いたインタビュー。→少女たちが築いた自分たちだけの王国。最新にして最高の傑作『最愛の子ども』、ついに刊行。──「作家と90分」松浦理英子(前篇)… https://t.co/FXWYKuOvlN
> こちらは後篇。最後の質疑応答も面白い。→90年代以降、若者はろくなことがないと思って生きているんじゃないか。──「作家と90分」松浦理英子(後篇) https://t.co/8cnzXwW7NI #松浦理英子 #最愛の子ども @bunshun_onlineさんから
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。